みなさんこんにちは。編集担当Rと申します。
Mより担当替えがございまして、初の書き込みとなります。これからよろしくお願いいたします。
いきなりのお知らせですが、ついについに、『GOSICK RED』文庫化決定です!!!
このご報告ができること、担当として非常に嬉しく思います。作業中のゲラをパチリ。

角川文庫より、発売は9月25日を予定しております。単行本を買い逃している方もこれを機に是非!
ヴィクトリカと一弥の名コンビが、禁酒法時代のニューヨークを舞台に大活躍です。ゴシックファンの方々は勿論、いわゆるキャラミスがお好きな方、そして個人的には、映画『アンタッチャブル』あたりが大好きなハードボイルドファンの方にもオススメしたい・・・!
カバーも文庫オリジナルで鋭意作成中ですので、お楽しみに。
随時こちらのブログとツイッター等で、情報公開してまいります。シリーズ未読のみなさま、今からでも遅くありませんよ! ゴシックファンの皆様、シリーズ全作読みなおすなら、今ですよ!
今年のゴシック、原稿上がりました♪
週明けには担当氏のもとへ〜。

で、おやつを(*^^*)
20~30年代のアメリカ、ヨーロッパの写真やイラストの資料を集めてますが、こういうのって眺めてるだけで楽しいものです。
たとえば、螺旋階段の上から下を見たところ…。って、「うわっ、クラッとする〜!」

蔦に覆われたおうち。荘厳な空気だな…!

竹馬って、西洋にもあったんだ! いや、西洋発祥…!?

ドレスの広告! 新世界のドレスも可愛いなぁぁぁ!!

歩く本屋さんだ!「ま、待って! 買いますっ…!!」

と考えてるだけで、楽し…あー…(けど、執筆にもどらねば…っ)
取材旅行中、ブルックリンのクランベリーストリートでみつけた可愛いドアノブ!
ヴィクトリカたちの暮らすクランベリーストリート14番地の移民アパートメント。玄関扉についている「寝そべった犬のドアノブ」(『GOSICK RED』単行本20ページ)のモデルです。
って、あれ…

これ、犬?
…犬?
犬と思ってたけど…(いま、ちがうのかもと気づく)
いや、犬かなぁ〜。
ライオン、猫、鳥とくらべるとめずらしいモチーフなので、印象に残ったのでした。
著者の桜庭です。
東京の紀尾井町で開催されている「ルイ・ヴィトンのトランクの歴史展」に行ってきました。
19世紀半ばからの百年間、人と共に旅をしたトランクたちのトランスフォーム史!
ふーむ! 旧シリーズでヴィクトリカがいっぱい積み上げたトランクは…新シリーズで一弥が抱えているトランクは…どれかな〜、とわくわくしました。
帰りに写真右のどでかい本を買いました。いや、これは趣味の散財じゃなく、資料だから!! (というのは、自分へのいいわけ…)

じつは12年前にも、確か六本木の森ビルで、ルイ・ヴィトンのトランク展がありました。写真左に写っているちいさいのはそのとき買ったほうの本です。
ゴシックを書くとき、何度も何度もめくったものだなぁ〜。
で、こちらは展示してあった1909年の新聞「センチメンタル・コーリング」(って、なんという名前の新聞だ!)。

「リール駅で宛先不明のトランクから手足を縛られた女性の死体が発見された!」という猟奇的事件を伝える記事ですが…。それにしても…すごい挿絵…! 警官たちの顔…!?
あ! 一弥の勤める〈デイリーロード〉の紙面もこんななのかも〜、とか想像しました。
さて、執筆にもどります。
つぎの巻にもトランクはちょっぴり出てきます!