キャラクター紹介

ヴィクトリカ・ド・ブロワ

旧大陸の失われし魔力を持つ不思議な生き物――灰色狼の末裔。二度の世界大戦を経て新大陸に逃れてきた。〈グレイウルフ探偵社〉で私立探偵として働いている。

久城一弥

東洋のちいさな島国で生まれ育つ。二度目の世界大戦に学徒として出征。敗戦後、ヴィクトリカとともに新大陸に渡った。〈デイリーロード〉で見習い新聞記者として働く。

ニコラス・サッコ

愛称ニコ。一弥の相棒カメラマン。背が高く、よく黄緑の服を着ている。黒っぽい髪と目。長身で首からカメラをぶらさげている。猫が好き。字が読めない。

レベッカ・サッコ

ニコの従姉。〈ローマカフェ〉で姉弟のように育った。巨人を思わせる大柄な体。バタースコッチ色のロングヘアと蜂蜜みたいな瞳。神話の女神みたいな見た目である。

武者小路瑠璃

旧姓、久城瑠璃。一弥の姉。政府機関に勤める武者小路さんと結婚(夫婦の馴れ初めは旧シリーズの『GOSICKsII -ゴシックエス・夏から遠ざかる列車-』収録の「怪人の夏」参照)、ニューヨークに引っ越して緑青(ろくしょう)を育てている。

武者小路緑青

瑠璃の息子。艶めく黒髪。美形と着物やドレスなどの女装癖が相まって母の瑠璃のミニチュアにも見える。ヴィクトリカに憧れるファッショニスタ。

ガルボ・ボス

イタリアンマフィアのボス。

ベンジャミン刑事

NY市警の刑事。

大統領候補ゴールドワージ氏

政治家。次期大統領?

J・エドガー・フーヴァー長官

政府機関〈FBI〉の謎の長官。

G・I・ボレイド博士

心の探偵を名乗る心理学者。

グレヴィール・ド・ブロワ

ヴィクトリアの腹違いの兄。警部からとある職業に転職……!?

カルロス・コッポ

売出し中の若きマフィア。

ジョン・スミス

ガルボ・ボスの腹心。

ボンヴィアン

大富豪ラーガディアの孫で、大人気アメリカンコミック〈ワンダーガール〉作者・ボン&クーの作画担当。おかしな星条旗模様のスーツを着用。

クードグラース

ボンヴィアンの相棒で、〈ワンダーガール〉作者・ボン&クーの脚本担当。

ラーガディア

65年前にニューヨークに渡ってきたイタリア系移民で、煙草産業で財を成した女傑。世界一の高層タワー〈アポカリプス〉のオーナー。

ジョーイ

イタリア系移民。〈アポカリスプ〉でシェフとして働く。

メアリ

市長から勲章をもらった女性消防士。

トロル

小柄ながら立派な口ひげをもつ名士。〈デイリーロード新聞社〉のオーナー。

ロバート・ウルフ

自動車王。〈デイリーロード新聞社〉を買い取った。

ベッツィ

ガディアと移民船で乗り合わせた赤子連れの女性。

ワンダーガール

惑星国家〈ワンダースター〉から地球にやってきた元気な女の子。銀髪をたなびかせ勇気りんりん、〈バビロンシティ〉にはびこる悪を倒す。

リンリン

小柄な中国人少年。ワンダーガールの相棒。

グリムリーパー

悪人を操り、〈バビロンシティ〉を恐怖に陥れる悪の首領。

ウィリアム・トレイトン

元ブルックリン市長の息子で、ハンサムなボクシング全米チャンピオン。

エディ・ソーヤ

南部で貧しい少年時代を過ごした、母親思いのボクシング全米チャンピオン挑戦者。戦争中、ウィリアムと同じ舞台で過ごした。

ミッチー

エディのマネージャー。エディと同じく南部出身。

ルーク・ジャクソン

かつてウィリアム、エディ、ミッチーとともに従軍していたボクシングの全米学生チャピオン。〈クリスマス休戦殺人事件〉で死亡した。

スパーキー

〈回転木馬〉管理人。